宿泊・縦割り行事

宿泊・縦割り行事

コミュニケーション力を高め、
総合的な力を身につける

宿泊行事や縦割り活動は晃華学園小学校での大事な活動の一つです。「ともに生きる」というキリスト教教育を具現化することにより、他者への理解を深め、互いに奉仕する心を育てています。同じ学年だけではなく異学年と交流することで、コミュニケーション力はもちろんのこと、マネジメント力の向上までも見すえた総合的な活動となります。

宿泊・縦割り行事のねらい

行事を通じて人との関わり方を学ぶ

宿泊・縦割り行事は、(1)人と関わる力を育てる、(2)自分の役割に対して、責任を持って成し遂げる力を育てる、(3)下級生をいたわるやさしさの心を育む、という大きく3つのポイントがあります。
こうした力を養うものは、宿泊行事が大きな役割を担います。その宿泊行事に至るまでに、常日ごろから行うさまざまな縦割り活動を積み重ねて、コミュニケーション力などを養っていきます。
また、宿泊・縦割り行事は、単に宿泊したり、異学年で交流を図ったりするという行事ではありません。根底にはキリスト教教育があり、宗教の時間で許しあう心を学び、縦割り活動で人の役に立ちたいという思いが芽生えてきたり、下級生をいたわる心を育てたりしていきます。子どもたちのこうした活動のふりかえりには、楽しかったという感想だけではありません。「下級生の面倒を見るのは大変だったけれど学びになりました」、「グループをまとめる苦労を知りました」など、成長を感じさせる感想が多く見ることができます。

宿泊行事

共同生活を経て、仲間を思いやる心を育成する

宿泊行事は晃華学園小学校にとって、2学期の大きな柱の一つとなる行事で、2学年合同の縦割り活動です。この行事に向かって1学期からのさまざまな縦割り活動を行って、人間関係を築くための土台作りや活動の基礎作りをします。
宿泊活動は、それぞれの成長ステージに合わせてプログラムを組んでいます。1・2年生は校内お泊り会からスタートし、親元から離れて学校で一泊します。共同生活を通じて、人を大切にする心を育てます。3~4年生では自然の中での宿泊生活を体験。異学年グループでともに助け合いながら、責任感と仲間を思いやる心を育てています。高学年では、主体性を重視し、自分たちで考え行動していく自主性と、計画性などを培います。
子どもたちは、それぞれのステージにあったコミュニケーション力やマネジメント力を養います。例えば、昼食をつくるという目的に向かって、下級生の面倒を見ることや、グループ内の人間関係を調整しながら、グループを統率していきます。そして人と協調しながら、自ら考え行動する主体性が養われていきます。人のために奉仕する精神も養われ、心身ともに大きく成長していきます。

縦割り活動

異学年との交流を通して、
豊かな人間性や社会性の素地をつくる

縦割り活動は、教員主導型のものもあれば、子どもたちが自ら考えて実践する活動へと発展するものもあります。児童会ではいろいろな学年の組み合わせを考案し、昼休みを利用して男女別の縦割りグループで遊ぶ機会を設けています。
日頃の授業や運動会、クラブ活動、委員会活動など、さまざまな場面で縦割り活動を取り入れ、日々の活動からも人間関係や社会性を育む機会をつくっています。また、併設の幼稚園との縦割り活動や、中学・高校のクラブ活動との連携も行っています。
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